僕は日々走りながら、あるいはレースを積み重ねながら、達成規準のバーを少しずつ高く挙げ、それをクリアすることによって、自分を高めていった。少なくとも高めようと志し、そのために日々努めていた。僕はもちろん大したランナーではない。走り手としてはきわめて平凡なーーむしろ凡庸というべきだろうーーレベルだ。しかしそれはまったく重要な問題ではない。昨日の自分をわずかにでも乗り越えていくこと、それがより重要なのだ。

Notes